アース

アースとは? 英語:earth     中国語:接地
アースとは? 英語:earth     中国語:接地
  1. アースとは? earth     【図解】
    1. 静電アースの種類&取り付け方
      1. リストストラップ、フットストラップ
      2. 導電靴(静電靴)
      3. 導電性床&導電性シート
    2. 動画 接地静電遮蔽

アースとは? earth     【図解】

英語:earth     中国語:接地

地面に電極を埋め込み、電気が大地に流れる様にしたもの。広義には、「ある回路において基準とみなす電位」という意味で使うこともある。別名:接地、グランド

英語では「earth」であり「地球」「 (電気)アース,接地線」という意味を持つ名詞です。

静電気 接地 アース

アース(接地)は静電気を逃がす基本的な対策ですが絶縁体、移動する物体には接地することができません。

導体 接地効果

接地には、雷電流を大地に安全に流す為の落雷防止用接地、感電防止を目的とした電気機器の保安用接地感電防止用接地)等色々あり、その目的により接地抵抗が決められています。

いずれも大地の表面が零電位であることを利用したものですが静電気対策の接地は、摩擦や誘導により発生した静電気を大地に漏洩させ、静電気の蓄積(帯電)を防ぎ、物体の電位を大地と同電位または最小の電位差にすることを目的とします。

静電気帯電防止を目的とした接地は、保安用接地と異なり常に1MΩ未満を満足すれば、その目的を満足します。したがって静電気対策のために実施する接地も特別の工夫をする必要がなく、大部分の場合は保安用接地と兼用できます。

樹脂等では接地は効果がない。

*参考:A種(第1種)接地の場合は10Ω以下

接地の種類

家庭内で良く見られるのは下の図のような感電防止用の保安用接地です。

コンセント 静電気 アース

保安用接地

静電アースの種類&取り付け方

体に静電気をためない為の静電アースの種類としては静電靴、リストストラップ、静電気防止床材による静電気除去がある。

金属および導電性物質でできた材料等に発生した静電気を安全に大地に逃がす手段として接地は大変有効です。
また帯電物体の近傍に接地されていない金属や導電性物質でできた構造物等があるとこの構造物は帯電物体からの誘導によって帯電します。これらの誘導帯電の防止にも接地は大変有効です。

絶縁物は、もともと電気を流さない性質を持っているので絶縁物を接地しても電気が大地に流れず、帯電防止の効果はありません。

 

リストストラップ、フットストラップ

非常に帯電しやすい人体の電荷を大地(アース)逃すには、人体は導体に近いので、接地がとても有効的な手段になります。

人体の接地するツールとして「リストストラップ」があります。
リストストラップとは、人体より発生する静電気が、作業中に製品に悪影響を与えないよう作業者の皮膚を接地することで、人体の電位を逃す為のツールです。静電気防止を行う上でリストストラップは必ず着用するべきです。

EPA (静電気放電保護区域)を構成する静電気管理製品の最も重要で、古くから使用されているものがリストストラップです、大航海時代( 15世紀末から17世紀中頃には火薬の運搬車にはチェーンが取り付けられていたという記録もあります。

リストストラップ

リストストラップ、フットストラップ

 

導電靴(静電靴)

静電気帯電防止靴(以下「静電靴」といいます。)は,人体に帯電する静電気を靴底を通して漏洩させる構造をもった靴をいいます。
静電靴の用途としては,
①爆発,火災,電撃のような事故および災害の防止
②電子素子の破壊などの生産障害の防止
の2種類の用途があります。

静電靴は靴底のゴムやウレタンの材質に導電性物質をブレンドして、人体の静電気を床に漏洩させる特長を有します。

静電靴、静電シューズの仕組みは図17の構造になっており、中底から靴底を経てアースする構造の為、内部構造の改造及び絶縁性中敷のご使用は厳禁です。

静電靴の構造

 

導電性床&導電性シート

人が歩行することにより床と靴との間に静電気は発生し、人体に溜まり、静電気トラブルが発生します。

静電気管理を行う上で、管理領域の床帯電は、移動する人間や機器類に静電気を発生させる大きな要因となります。床の静電気防止管理を大きく2つに分けると、まず、“作業者との接触においての帯電を抑制する方法、発生した電荷を穏やかに拡散する接地方法”があります。

床の静電気発生 モデル

 

 

動画 接地と静電遮蔽

接地と静電遮蔽についての解説動画です。

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