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静電気対策マット

静電防止床
静電防止床

静電気対策マットとは? 【図解】

英語:Anti-static mat  中国語:防静电胶垫

静電気対策マットは導電性の高い素材を用い電気を流す作用があるマットのこと。 人体に帯電した静電気を除去し、半導体、精密機器の静電気破壊を防止可能、 また、クリーンルームへのホコリの持込みを防ぐ働きもある。

別名、静電気除去マット、帯電防止マット、導電性マット、制電マットとも呼ばれています。

静電気対策マットの目的

の帯電防止のため
絨毯など絶縁体のものだと床自体が帯電する。

②作業者等が静電気帯電した場合たまった電荷を床から除電するため。
床から電荷を逃がすことができなければ、静電靴を履いても人体が帯電したままになる。

 

静電気対策マットの特徴

静電気が帯電した場合に素早くアースラインへ逃します。
導電性マットに必要な電気抵抗値「Ω」(オーム)は105Ω~109Ωで、この電気抵抗値が大きい程、電流が流れにくくなります。

静電気対策マットの構造

構造は下図のように2層以上の構造になっていることが多く、高抵抗部(緑色)低抵抗部(黒色)で構成されています。

高抵抗部でたまった静電気は低抵抗部へ流れます。その後、床やEBP(Ground Bonding Points:グラウンド接続点)に静電気を流すことで除電をしています。

静電床マットの構造

静電床マットの構造

 

静電気対策マットの施工方法

①床面を清掃、テープの残りかすや油分汚れなどがあるとテープの密着性が悪くなる。

②マット下面に導電性両面テープを貼り付けて、床に貼り付ける。

導電性カラーマット用アース板を用いてカットした各マットを電気的に接続する。

④導電性カラーマットの下にアース線を施工する。

 

 

 

導電床と導電性マットの違い

導電床とは導電塗装が塗ってフロア全体を静電気対策する場合の静電対策です。

部分的もしくは追加で静電気対策をする場合には導電性マットを使用します。

どちらも抵抗値の規格を満足していればよいので導電床になっている場合、追加で導電性マットを使用する必要はありません。

また、導電性塗料がテーブル表面に塗ってある場合は、導電性マットを使用する必要はありません。

静電気対策マットの清掃方法、メンテナンス

静電気対策マットを購入すると、清掃方法が書いてあるものがあります。その場合には指定されている方法に従う。

通常は、ごみやほこりはほうきや掃除機で清掃します。ひどい汚れにはモップや雑巾で水拭きを行います。床の清掃に専用品以外のワックスの使用は厳禁です。

シリコンやパラフィンの蓄積で床面の導電効果が落ちる可能性があります。専用品以外のクリーナーも厳禁です。導電性マットを痛める可能性があります。

 

静電気対策マット 評価方法

表面電気抵抗値は1×107MΩ以下、定期的に静電防止床材の測定を実施。

静電防止床材の測定

表面電気抵抗値の測定

NFPA
National Fire Protection Association(米国消防庁)の規格で ANSI/NFPA99 を指す。
床材の表面の電気抵抗や、表面からアースまでの間の電気抵抗を、絶縁抵抗計測器によって測定する試験方法。

静電床の測定管理

表面抵抗、漏洩抵抗測定器にて定期的に静電床の測定管理をする。

<測定手順書の作成>

 

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動画 静電気対策マット 使い方

静電気に弱い電子部品や電子機器を静電気破壊から保護する静電気対策用カラーマットの紹介動画

 

静電気対策マットの詳細は下記の記事を参照してください。

関連記事:静電気防止床材の選び方、使い方【図解】

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