静電靴の購入、使用ガイドとして下記のポイントをメインに解説しています。
・静電靴の原理、仕組み
・静電靴の効果
・静電靴のメーカー比較、種類
・静電靴の中敷き、保管、お手入れ
・静電靴のおすすめネット通販商品、ランキング、口コミ
ご参考になれば幸いです。(^_^;)
静電靴、導電靴(静電気帯電防止靴)とは?
ドアのノブに触れた瞬間にバッチとする。これは蓄えられた静電気が人体を通して放電されるときに発生する現象です。合成繊維や合成樹脂の製品は電気を通さないので、発生したその場所に蓄えられ電圧が高められていきます。
これが「帯電」で、電気が蓄えられた物体を「帯電体」といい、人体も帯電体になりえます。周囲に引火性や可燃性の物質があると、人体から発生した静電気のスパークにより火災、爆発などの大惨事が生じる可能性があります。
そこで、人体に発生した静電気を足元から漏洩させる静電靴を使用することが大切になります。
静電靴は靴底のゴムやウレタンの材質に導電性物質をブレンドして、人体の静電気を床に漏洩させる特長を有します。
静電靴と帯電靴の違い
「静電靴」と「帯電靴」という言葉の違いに疑問を持つのは当然です。なぜなら、「帯電」を防ぐために履く靴なのに「帯電靴」と呼ぶのは矛盾しているように思えるからです。
実は、「静電靴」と「帯電靴」はどちらも同じものを指します。正しくは 「静電気帯電防止靴」 ですが、一般的に「静電靴」と略して呼ばれることが多いです。
では、なぜ「帯電」という言葉が含まれているのでしょうか?
- 帯電 とは、物質が電気を帯びることを指します。
- 静電気 とは、帯電した電気が移動せずに、その物体に留まっている状態の電気を指します。
つまり、静電気帯電防止靴は、静電気を発生させない わけではなく、静電気を溜め込まないように する靴なのです。
静電靴は、靴底に導電性素材を使用することで、人体に帯電した静電気を地面に逃がし、静電気放電による事故やトラブルを防止します。
静電気帯電防止靴は、英語では “Electrostatic Discharge (ESD) safety shoes” または “Antistatic shoes” と言います。
又、中国語で静電気帯電防止靴は、防静电鞋 (fáng jìng diàn xié)と言います。
静電靴のJIS規格と基準
静電靴のJIS規格は JIS T 8103「静電気帯電防止靴」 です。この規格では、静電気の帯電を防止し、爆発や火災、電子機器の誤動作などの危険を防止することを目的として、静電靴の性能基準を定めています。
静電靴の用途
静電気帯電防止靴(以下「静電靴」といいます。)は,人体に帯電する静電気を靴底を通して漏洩させる構造をもった靴をいいます。
静電靴の用途としては,
① 爆発,火災,電撃のような事故および災害の防止
② 電子素子の破壊などの生産障害の防止
の2種類の用途があります。
つま先部の防護機能については,必要な場合と必要としない場合があり,それぞれ環境条件に応じて様々な静電靴の種類があります。
表1および表2にそれらの一部をご紹介します。
表1 環境条件による静電安全靴の区分 |身の回り
静電靴の区分 | 環境条件 | ||
静電安全靴 | 革製静電安全靴 | つま先部への落下物の危険性があり,かつ静電気放電により爆発の危険性がある可燃性ガス,蒸気や粉じんなど可燃物を取扱う作業および場所 | |
つま先部への落下物の危険性があり,かつ静電気放電による電撃により二次災害および作業能率の低下が生じる危険性がある作業および場所 | |||
つま先部への落下物の危険性,かつ静電気放電により取扱っている電子素子の破壊が生じる危険性がある作業および場所 | |||
耐油性ゴム製
静電安全靴 |
上記革製安全靴の環境条件に加え,可燃性液体などを取扱い,靴底に一定の耐油性を必要とするような作業および場所 | ||
非耐油性ゴム製
静電安全靴 |
上記革製安全靴の環境条件に加え,主に非可燃性液体(水など)を取扱い,靴底に耐油性を必要としないような作業および場所 |
表2 環境条件による静電作業靴の区分
静電靴の区分 | 環境条件 | |
静電作業靴 | 革製
ゴム製 プラスチツク製 ビニルレザー製 人工皮革製 布または合成樹脂引布製 |
静電気放電により爆発の危険性がある可燃性ガス,蒸気や粉じんなど可燃物を取扱い,特につま先部の防護性能は必要としないような作業および場所 |
静電気放電による電撃により二次災害および作業能率の低下が生じる危険性があり,特につま先部の防護性能は必要としないような作業および場所 | ||
静電気放電により取扱っている電子素子の破壊が生じる危険性があり,特につま先部の防護性能は必要としないような作業および場所 |
①JIST8103は平成13年に試験方法,規格値など大幅な改正が行われ,名称も「静電気帯電防止用安全・作業靴」から「静電気帯電防止靴」に変りました。
②JIST8103 「静電気帯電防止靴」は,「安全靴」と「作業靴」の両方を含んでいます。
③JIS T8103では,安全靴としては甲被が革またはゴムと規定されていますので,人工皮革や布は適用外となります。
ただし,作業靴としては甲被は人工皮革,ビニルレザーなど現状の静電靴として市場に出ている素材がほば適用範囲に入っています。表底材については,安全靴ではゴムと発泡ポリウレタンに規定されていますが作業靴ではゴム,発泡ポリウレタンの他にプラスチックまたは発泡プラスチックが規定されています。
静電靴の種類
JIS T 8103では、静電靴を以下の3つの種類に分類しています。
- 静電靴
- 一般的な静電靴で、靴底の電気抵抗値が1.0×10⁵Ω以上1.0×10⁸Ω以下のもの。
- 導電靴
- 電気抵抗値が1.0×10⁵Ω未満のもの。
- 静電気を素早く逃がす必要がある環境で使用されます。
- 静電気拡散性靴
- 静電気をゆっくりと拡散させることで、静電気放電のエネルギーを低減するもの。
静電気帯電防止靴の種類は,表3ように規定されています。
表3 静電気帯電防止靴の種類
種類 | 甲被 | 記号 |
静電安全靴 | 革 | AS-P |
耐油性ゴム | ||
非耐油性ゴム | ||
静電作業靴 | 革 | AS-W |
ゴム | ||
プラスチック | ||
ビニルレザー | ||
人工皮革 | ||
布または合成樹脂引布 |
静電気帯電防止靴の性能
-
電気抵抗値
- 静電靴は、靴底を通して人体に帯電した静電気を地面に逃がすことで、静電気放電を防ぎます。
- そのため、JIS規格では、靴底の電気抵抗値に上限値が設けられています。
- 具体的には、1.0×10⁵Ω以上1.0×10⁸Ω以下 の範囲内である必要があります。(測定温度23±2℃の場合)
- 電気抵抗値が低すぎると、感電のリスクが高まる可能性があります。
- 電気抵抗値が高すぎると、静電気帯電防止の効果が十分に得られません。
-
構造
- 靴底は、導電性または静電気拡散性の材料で構成されている必要があります。
- 靴底に金属製の釘や鋲などを使用することは禁止されています。
- 靴内部に、静電気を帯びやすい素材を使用することは禁止されています。
静電気帯電防止靴の性能は,表4のように規定されています。
表4 静電気帯電防止靴の性能
静電安全靴AS-P | 静電作業靴 AS-W | |
帯電防止性能 |
1.0×105≦R≦1.0×109 Ω R:静電靴1個当たりの電気抵抗(Ω) |
|
その他の性能 | JIS T 8101 に規定する耐衝撃,圧迫性,表底のはく離抵抗(革製のみ),漏れ防止性(総ゴム製のみ)の規格値に適介すること | 表底のはく離抵抗が250 N 以上(革製・人工皮革製のみ)漏れ防止性は気泡が連続して出てはならない(ゴム・プラスチツク製のみ) |
試験方法
JIS規格では、静電靴の電気抵抗値を測定するための試験方法が規定されています。
具体的には、靴を装着した状態で、規定の電圧を印加し、流れる電流値を測定することで電気抵抗値を算出します。
表示
JIS規格に適合する静電靴には、「ED」 の記号を表示する必要があります。
さらに、電気抵抗値が1.0×10⁷Ω以下の場合は 「EDX」 の記号を表示することができます。
その他のT 8103の詳細は下記のサイトを参考にして下さい。
kikakurui.com |JIS規格票をHTML化したサイト
静電気帯電防止靴の日本工業規格 JIS T 8103が全文、閲覧、印刷可能です。(但し図、イラスト含まず)
静電気帯電靴 JIS規格とJSAAの違い
静電気帯電防止靴に関して、JIS規格とJSAA規格の違いですがどちらも安全靴の一種ですが、それぞれ異なる基準と目的を持っています。
JIS規格(日本産業規格)
- 正式名称: JIS T 8103「静電気帯電防止靴」
- 目的: 静電気の帯電を防止し、爆発や火災などの危険を防止することを目的とした規格です。
- 特徴:
- 導電性と電気抵抗値に厳しい基準が設けられています。
- 靴底の電気抵抗値が規定値以内であることが求められます。
- 主に、静電気による爆発や火災のリスクが高い作業環境で使用されます。
- 例:石油化学工場、ガス工場、火薬工場など
JSAA規格(公益社団法人日本保安用品協会規格)
- 正式名称: JSAA A種認定「プロテクティブスニーカー」
- 目的: JIS T 8101「安全靴」の規格に準拠し、安全性と快適性を両立させた規格です。
- 特徴:
- JIS規格よりも軽量で、デザイン性に優れた製品が多いです。
- 静電気帯電防止性能はJIS規格よりも緩やかです。
- 主に、軽作業や屋内作業など、比較的リスクの低い作業環境で使用されます。
JIS規格とJSAA規格の主な違い
項目 | JIS規格 | JSAA規格 |
---|---|---|
目的 | 静電気の帯電防止 | 安全性と快適性の両立 |
静電気帯電防止性能 | 基準値が厳格 | JIS規格より緩やか |
重量 | 重い | 軽量 |
デザイン | 限定的 | 多様 |
価格 | 高め | 比較的安価 |
用途 | 静電気リスクの高い作業環境 | 軽作業や屋内作業 |
静電気帯電防止靴は、作業環境や作業内容に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。JIS規格とJSAA規格の違いを理解し、安全で快適な作業靴を選びましょう。
静電靴の選び方
静電靴は、静電気による事故や損害を防止するために重要な役割を果たします。JIS規格を理解し、適切な静電靴を選んで使用しましょう。
静電靴を選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
作業環境のリスク
-
静電気による爆発や火災のリスク:
- ガソリンスタンド、化学工場、火薬工場など、爆発や火災のリスクが高い場所では、JIS T 8103に適合した静電靴を選びましょう。
- 特に、爆発性雰囲気のある場所では、導電靴が推奨される場合があります。
-
電子機器の誤動作・破損のリスク:
- 精密機器工場、半導体工場など、静電気による電子機器の誤動作や破損のリスクがある場所では、JIS T 8103に適合した静電靴を選びましょう。
- 静電気放電のエネルギーを抑える静電気拡散性靴も有効です。
-
感電のリスク:
- 電気工事現場など、感電のリスクがある場所では、JIS T 8103に適合した静電靴を選びましょう。
- 導電靴は、感電のリスクを高める可能性があるため、避けるべきです。
作業内容
-
作業内容:
- 立作業が多い場合は、クッション性の高いものを選びましょう。
- 屈伸運動が多い場合は、柔軟性のあるものを選びましょう。
- 重いものを運ぶ場合は、耐衝撃性のあるものを選びましょう。
-
作業場所:
- 屋外作業が多い場合は、防水性・耐滑性のあるものを選びましょう。
- 屋内作業が多い場合は、軽量で通気性の良いものを選びましょう。
靴の形状
-
靴の種類:
- スニーカータイプ、ローカットタイプ、ミドルカットタイプ、ハイカットタイプなど、様々な種類があります。
- 作業内容や好みに合わせて選びましょう。
-
先芯:
- つま先を保護するための先芯には、鋼鉄製、樹脂製、アルミ製などがあります。
- 作業内容に合わせて選びましょう。
サイズ・履き心地
-
サイズ:
- 自分の足に合ったサイズのものを選びましょう。
- きつすぎると足が痛くなり、緩すぎると脱げやすくなるため、試着して確認することをおすすめします。
-
履き心地:
- クッション性、通気性、柔軟性など、履き心地の良いものを選びましょう。
- 長時間着用する場合は、特に重要です。
5. その他
-
価格:
- 予算に合わせて、適切な価格のものを選びましょう。
-
デザイン:
- 作業服とのコーディネートを考慮して、デザイン性も重視しましょう。
-
メーカー・ブランド:
- 信頼できるメーカー・ブランドのものを選びましょう。
静電靴を選ぶ上での注意点
- JIS規格に適合しているかを確認しましょう。
- 靴底の電気抵抗値が適切な範囲内であるかを確認しましょう。
- 定期的に点検し、劣化や破損があれば交換しましょう。
静電靴は、作業者の安全を守るために重要な役割を果たします。上記のポイントを参考に、作業環境や作業内容に適した静電靴を選びましょう。
静電靴の具体的な分類
導電性、あるいは帯電防止性の床材料と組み合わせて、作業者の接地をとったり、帯電を防止したりするために使用する履物は、基本的には以下の2つに分類しています。
恒久的な履物
一般的な靴に帯電防止特性を付加したものと考えた場合と、帯電防止のために特別に設計した靴と考えた場合で、おのずから靴の設計思考が変化してきます。さて、靴の材質についてですが、歴史的には革製品から、本格的に靴という概念になっていったと思います。
ESD管理にとって靴のもっとも重要な部分は、靴底にあるといわれています。初期の靴底、縫い合わせたものが多く、そのため作業者の汗により、適度な導電性を保持していました。
ただし、乾燥した靴底は、摩擦により帯電を引き起こすことが経験的にわかっていたために、導電性を必要とする靴に、当時はまだ比較的高価であった金属製の釘などを使用していたようです。
しかし、これらの対策は、大きなエネルギーを徐々に逃がすのには役に立ったのかもしれませんが、現在のESDSの管理にそのまま使用することはできません。実際、現在では、不用意な縫い付けや、接着、釘止めなどは、逆に禁止されている場合が多く、作業者の汗の状態などで簡単にESD管理環境の変化しないものが求められています。
我が国には、“革製安全靴”JIS T 8101、“静電気帯電防止用安全靴”JIS T 8103、労慟省産業安全研究所:技術指針“静電気用品構造基準”があるので参照してみると良いと思います。
ちなみに、米国製や欧州で使用されている帯電防止や導電性の靴は、見かけ上、ほとんど通常の革靴や運動靴と区別がつかないために、特別なタグを取り付けることを仕様書に記述している企業も多いようです。
おすすめ商品:ASICS FIE351 ウィンジョブ351
商品紹介
軽くて通気性にすぐれた作業用靴。脱ぎ履きを考慮したベルト仕様。
素材名:アッパー/本体=合成繊維製 補強=人工皮革製 アウターソール/ゴム底
■ワイドウィズ(3E相当) ■インナーソール/取り外し式(専用) ■静電気帯電防止機能搭載
【asics アシックス】静電気帯電防止靴 ウィンジョブ351 白×白 FIE351.0101
簡易型の接地器具 トゥー・ヒールストラップ
これは、一般の靴に取り付けて作業者の接地を取るもので、靴のリストストラップと考えるとわかりやすいかもしれません。名称は、トゥー・ヒールストラップ、あるいはトゥー・ヒールグラウンダで、日本語にすれば、爪先・腫接地器具となります。
これは、図のように、靴の底と作業者を簡易的に接続してしまう器具なのですが、概して構造が簡単なわりに壊れやすく、外部で使用していた靴を使用する場合に、靴本来の汚れについて考慮が必要となります。
おすすめ トゥ・ヒールストラップ toe and heel strap
●靴の上から装着し、踵から床に静電気を逃がすタイプのストラップです。
●半導体工場での作業。
●抵抗値(MΩ):1
静電靴、静電シューズの仕組み |静電気除去の方法
静電靴、導電靴は人体に帯電した静電気を靴底から床面に放電させる事により、人体の静電気帯電を減少させ、静電気による半導体への静電破壊、可燃物質への引火等の悪影響を解消させます。
中底から靴底を経てアースする構造の為、内部構造の改造及び絶縁性中敷のご使用は厳禁です。(表面抵抗が1.0×1.08Ω以下の静電性中敷の場合は使用可能)

静電靴の構造
参考サイト:ミドリ安全
静電靴 ネット通販サイト 価格比較
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メーカー別 静電靴メーカーのおすすめブランド
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静電靴の使い方
静電靴は、ただ履けば良いというわけではありません。正しく使用することで、初めてその効果を発揮し、安全を確保することができます。
ここでは、静電靴の正しい使い方と、注意点を解説します。
静電靴 使用上の注意点
静電靴は使用に際して次の事項に注意して下さい。
① 絶縁性のプラスチック系張り床,塗り床などでは,帯電防止が期待できないこと。
② 靴底に絶縁性塗料,樹脂などの物質が付着した場合には,帯電防止性能が低下すること。
③ 感電防止を目的とした靴ではないので,電気機器,配線などの充電部に触れてはならないこと。
④ 帯電防止性能を適宜確認すること。
⑤ 絶縁性の中敷は,静電靴の帯電防止性能を維持することができなくなるので,使用しないこと。
⑥ 靴下は,厚手のものを使用しないこと。
⑦ 表底の材料特性に留意して使用し,損傷した場合はできるだけ早く交換すること。
JTS T8103 (静電気帯電防止靴)では,前記事項を含む注意事項は,靴に「取扱説明書」として添付するかまたは包装材(個装箱など)に表示することに規定されておりますので,確認しましょう。
⑧静電靴は,着用環境によってはその性能を充分に発揮できない場合があります。
例えば静電靴を着用しても床の静電対策をしないと効果がないといわれ,靴と床は同じレベルの静電対策が必要となります。塗料などが靴底全面に付着している場合なども効果はなくなります。
したがって,着用環境を総合的に整備し,また定期的に効果の確認(電気抵抗値の測定)を行うことをお勧めします。
⑨帯電防止性能の確認方法としては,JIS規格に規定された試験方法は測定治具が特殊なことと,測定に時間がかかることから,旧JIS T 8103-1983年版の第二試験方法や静電靴チエッカーを使用することをお勧めします。
性能確認の具体的な方法,基準などの詳細につきましては,静電靴製造メーカーまたは静電靴チエッカーの製造メーカーに相談しましょう。
⑩帯電防止性と似た言葉に耐電性がありますが,耐電性とは電気絶縁性をいい,帯電防止性とは違い,主に感電防止を目的としたものです。静電靴でも400 V (新品時)以下の低電圧の感電防止機能はありますが,それを超える高電圧においての感電防止性能はありません。
他に電気関係の靴としては,強電界下で使用する導電靴がありますが,電気関係の靴は選定時には必ずその用途を確認しましょう。
静電靴の着用に当たりましては,着用前に必ず使用上の注意事項を確認して下さい。
点検と交換の目安(廃棄基準)
静電靴は,定期的(できれば始業時)に電気抵抗値の測定を行い,その他異常がないかの点検をしましょう。
また,長期間使用していない静電靴を使用する場合には,必ず電気抵抗値の測定を行うとともに,靴底の劣化や異物の付着,刺さりなどがないか確認しましょう。
静電靴の外観状態による交換の目安としては,「安全靴」の交換の目安に準拠しますが,靴底にくぎ,金属片などの導電性物体が突き刺さった場合も交換が必要となります。
静電靴チェッカー 人体、人間の抵抗値測定
下の写真は、静電靴が正常に機能しているかを確認する静電靴チェッカーです。この装置は計測部と靴側電極部からできています。作業者は電極部の上に乗り、計測部のタッチパネルにさわると、若干の電圧が印加され、電気抵抗値がJlS1803(静電気帯電防止靴)を満たしているかを測定します。電気抵抗値が高すぎても低すぎても静電靴としての要件を満たしません。適合しているかどうかは、「ピツ」という音とともに良否判定LEDに表示されます。
我が国内では基本的には、JIS規格に従うことになります。そして、一般的には靴のESD管理規定は、抵抗測定により行われています。つまり、設定された基準値に対して、購入時に抵抗値が合格していれば良いことになり、先ほどから記述している床、作業者、靴の相関関係に触れずにすむことになります。
しかし、IEC等の海外の標準や仕様では、作業者が靴を着用した状態での測定が一般的になっています。実は、このような評価方法は、DOD(米国防総省)が標準を作成する時点で、すでに実行していた企業も多く、比較的古い一般的な試験方法です。フットチェッカー、あるいは作業者の接地試験器として、我が国でもすでに発売されています。
おすすめ 静電靴チェッカー mes-300
◆静電靴は左右個別にチェックできます。◆判定レベルの上限と下限が選択できます。◆別売の通信データ表示ソフトにより、測定データをパソコンに表示させることが可能です。
ミドリ安全 静電靴・リストストラップチェッカーMES-300 MES-300 [A020308]
労慟安全衛生規則の改正による静電靴の着用 | ESD対策
一九九六年(平成八)四月より、労働省(現厚生労働省)は労働安全衛生規則第二八六条の二を改正し、引火性の物の蒸気、可燃性のガスまたは可燃性の粉じんが存在して爆発または火災が生じるおそれのある場所については、静電気帯電防止作業服とともに、静電気帯電防止用作業靴を着用させるなど、労働者の身体、作業服などに帯電する静電気を除去するための措置を講じなければならないことを定めました。
作業者自身の静電気により、爆発や火災の危険がないか、作業場に引火性、可燃性の物がないか作業環境をチェックするとともに、そのような危険が潜んでいる場合は、静電靴の使用と静電靴チェッカーの活用を検討する必要があります。
静電靴 中敷き(インソール)
静電靴の中敷き(インソール)は指定のモノを使用して交換してください。
足が疲れるので、スポーツ用のインソールに変えた場合、静電靴の効果はなくなってしまいます。
おすすめ [ミドリ安全] 静電気帯電防止 静電インソール S01
[特長] カップインソール:クッション性の高い素材と足のホールド性を高めることにより疲労軽減に貢献します。静電気帯電防止仕様:体内の静電気を足から靴へと逃がしスパークの発生を防止する。
[注意点] ●静電気帯電防止仕様靴でのご利用に限ります。おすすめ商品:SORBO ソルボライト静電インソール
【特長】
・ヒール部とつま先にソルボセインを使用し、足にかかる衝撃を吸収する
・長時間使用してもヘタリにくく、衝撃吸収効果も持続
・人体に帯電した静電気を足から逃がす、帯電防止機能
静電靴の手入れ|静電シューズ
汚れが付着した場合、温湯を使用し柔らかい布等で汚れを落としてください。
※ドロや小石などはあらかじめ落としておくこと。
※洗剤を使用する場合は中性洗剤を使用し、十分に水洗いすること。
詳細は『安全靴の手入れ』及び『プロテクティブスニーカー手入れ』を参考にしてください。
関連記事:安全靴の手入れ
静電気除去 参考文献
トコトンやさしい静電気の本
実務で使う静電気対策の理論と実践: 事例で解説!
静電気を科学する
まとめ
静電靴は、正しく使用することで、静電気による事故やトラブルを防止し、安全な作業環境を確保することができます。上記の点に注意し、静電靴を正しく使用しましょう。
関連サイト:静電気対策グッズ、用品の選び方、使い方

コメント
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