- 人体帯電モデルとは? HBM 【図解】
- HBM法 静電破壊試験 (ESD試験)の条件
- 静電破壊試験 でHBM法とMM法、CDM法の違いは?
人体帯電モデルとは? HBM 【図解】
英語:Human Body Model 中国語: 人体放电模式
帯電した人が立った状態で、指で物体(デバイス)に触る際の静電気放電(ESD)をモデル化したもの。(人体の容量を100pF、抵抗値を1500Ωとする)
接地されていれば放電電流がデバイス内 を貫通する。
静電気を帯びた人がデバイスのリードに触れたときの放電によりデバイスが帯電し、デバイスが接地されることで回路に放電電流が流れて静電気破壊が起こります。
HBM法 静電破壊試験 (ESD試験)の条件
人体帯電モデルの静電破壊試験の条件は下記のとおり
目的 : | デバイスに対して人体から静電気が放電された場合を模擬した試験です。 |
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試験条件例 : | C=100pF、R=1.5KΩ、1 回印加 (C:コンデンサ容量、R:抵抗) |
参考規格例 : | EIAJ、JEDEC |
対応範囲 : | PIN数:1~512pin、電圧:±10~± 8000V
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静電破壊試験 でHBM法とMM法、CDM法の違いは?
MM (Machine Model)はマシンモデルの事、静電気を帯びた導電体がデバイスのリードに触れたときの放電によりデバイスが帯電し、デバイスが接地されることで回路に放電電流が流れて静電気破壊が起こるモデル。
CDM (Charged Device Model)はデバイス帯電モデルのこと、半導体デバイス表面の摩擦などによりデバイス自身が帯電、この状態でリードが接地されると、回路に放電電流が流れて静電気破壊が起こるモデル。
*人体帯電モデルの詳細は下記の記事を参照してください。
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