- 電位差 electric potential difference 【図解】
- 電位差、電圧の単位
- 電位差モデルと水位差
- 電位と電位差の表し方
電位差 electric potential difference 【図解】
英語: electric potential difference 中国語:电位差
ある電界内である基準点からある地点まである一定の正(プラス)の電荷を運ぶのに要する仕事の作業量を指します。
2点の間の電位の差です。 この電位差は電圧とも呼ばれ単位は、V (ボルト)です。
つまり、電位の差を電位差が電圧です。
そして1[V]とは1[C]の電気量が2点間を移動して1[J]の仕事をすると
き、この2点間の電位差=電圧の事です。
電位差、電圧の単位
電位・電位差・電圧の単位はボルト[V]で表します。
電圧を測る単位としては“ボルト”(記号Ⅴ)が用いられます。そして1クーロンの電気の量が2点間を移動して、1ジュールの仕事をするとき図のように、この2点間の電圧を1ボルトといいます。
電位差モデルと水位差
川の上流つまり高い位置にある水は、低い位置にある水よりも位置のエネルギーが大きいため水位の高い上流から水位の低い下流に向かって水が流れます。
同様に電気の流れである電流もこれと同じで水位に相当するのが電位であって下図のようにA、B両帯電体の間に電位の差があれば、これを電線でつなぐと、電流は電位の高い正の帯電体Aから電位の低い負の帯電体Bの方に流れます。
この正の帯電体Aと負の帯電体Bとの間にある電位の差、つまり電位差を電圧といいます。すなわち電気の圧力により、物質をかたちづくる原子内の自由電子が移動し電流が流れます。この電流を流そうとする電気の圧力が電圧ともいえます。
下図のようにA、B両帯電体の間に電位の差があれば、これを電線でつなぐと、電 流は電位の高い正の帯電体Aから電位の低い負の帯電体Bの方に流れます。
この正の帯電体Aと負の帯電体Bとの間にある電位の差、つまり電位差を電圧といい ます。すなわち電気の圧力により、物質をかたちづくる原子内の自由電子が移動し電流が流れます。この電流を流そうとする電気の圧力が電圧ともいえます。
又、富士山の高さは海抜3,776mです。
高さを測るには基準をまず定め、そこから長さの単位を用いて測ります。
電位もまったく、これと同様で、ある基準を定めなくてはなりません。
その基準として地球つまり大地を用います。この大地を零ボルトとして、この大地との電位の差を、一般に電圧といっております。たとえば100ボルトとは大地つまりアース(接地)に対して100ボルトの電位差があるということです
電位と電位差の表し方
電位の基準点が変われば各点の電位も変わるが2点間の電位の差は変わらない。
この電位の差 ∆〔V〕を 電位差 または 電圧 という。
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